イチロー氏が米殿堂入り候補 日本選手初は確実 史上2人目の満票選出なるか
米国野球殿堂は18日、2025年の殿堂入りの候補者を発表し、マリナーズなどでメジャー通算3089安打をマークしたイチロー氏(51)ら14人が新たに加わった。19年に引退した同氏は、日本選手初の選出が確実視されており、史上2人目となる満票で選出されるかに注目が集まる。
殿堂入りはメジャーで10年以上プレーし、引退から5年が経過した選手が対象。全米野球記者協会に10年以上在籍する記者による投票で75%以上の得票が必要で、来年1月21日(日本時間22日)に結果発表となる。日本選手では過去、野茂英雄氏や松井秀喜氏が候補入りした。今回はイチロー氏の他に、ヤンキースなどで通算251勝の左腕サバシア氏や、マリナーズのエースとして活躍した右腕ヘルナンデス氏らも候補に加わった。
野球殿堂博物館のジョシュ・ラーウィッチ館長は「彼のようなスケールで影響を与えた選手が投票対象となるのは初めて。発表は野球界にとって非常にエキサイティングなものになるだろう」と殿堂入りに期待。「イチローさんは何度も自分の足でこの地を訪れた。私たち殿堂関係者にとっても特別な存在だ」などと語った。