巨人から海外FAの菅野にエンゼルスが興味 米記者伝える「黒田にとても似ている」
巨人から海外FA権を行使し、メジャー移籍を目指す菅野智之投手にエンゼルスが興味を持っている、と19日(日本時間20日)、MLBネットワークのジョン・モロシ記者が伝えた。
モロシ記者は同局の番組内で菅野に関して2017年WBCでの菅野の快投や20年オフのポスティングシステムでのメジャー移籍断念を紹介し、「エンゼルスが興味を持っていると聞いている」と発言。ドジャースとヤンキースで7年間プレーし、通算79勝を記録した黒田博樹を引き合いに出し、「菅野は黒田にとても似ている」と評した。
10月に35歳を迎えた菅野は巨人一筋12年で通算276登板、136勝74敗、防御率2・43をマーク。今季はリーグ1位の15勝&防御率1・67を記録し、チームの4年ぶりリーグ優勝に貢献した。
昨オフに大谷翔平選手(現ドジャース)をFAで失ったエンゼルスは球団史上ワーストの99敗を記録し、25年ぶりに地区最下位に低迷。先発投手の補強は急務で、今オフは積極的に実績あるベテラン選手の獲得に動いている。
ブレーブスとのトレードで先発投手のグリフィン・キャニング投手との引き換えに19年の本塁打王で、来年2月に33歳になるホルヘ・ソレアを得て指名打者を強化。24歳の正捕手オホッピーの指導役として、ブレーブスからFAになったメジャー12年のベテラン捕手、トラビス・ダーノーと2年1200万ドル(約18億5000万円)と合意したほか、カブスからFAになった通算97勝の先発右腕カイル・ヘンドリクス投手と1年250万ドル(約3億8000万円)で、来季8年目のケビン・ニューマン内野手と1年250万ドル(同)で合意した。
米大リーグ情報サイト「トレードルーマーズ」は4日に掲載したFA特集記事で菅野の契約を1年1200万ドル(約18億5000万円)と予想した。