テオスカー、ソトら12選手がQO単年32・4億円拒否 選手会正式発表 受諾した元ハム&ソフトBのマルティネスは年俸10・8億円アップ
米大リーグ選手会は19日(日本時間20日)、所属球団から単年2105万ドル(約32億4000万円)のクオリファイングオファー(QO)の提示を受けた13人のうち1人が受諾、12人が拒否したと発表した。
QOはFAで選手を失う可能性のある球団に対する補償制度。単年契約を提示でき、選手側が拒否して他球団へ移籍した場合、移籍先球団から翌年の上位ドラフト指名権を譲渡される。年俸の金額は年俸上位125選手の平均で、今季は2105万ドル(約32億4000万円)。
選手会によると、受諾したのはレッズのニック・マルティネス投手。マルティネスは昨オフにパドレスからFAになり、レッズと2年2600万ドル(約40億円)で合意したが、1年目終了後に契約を破棄しできる権利を行使した。今季の年俸は1400万ドル(約21億5000万円)だったので、来季は約700万ドル(約10億8000万円)が上積みされたことになる。
QOを拒否した12選手は、今オフ最大の目玉選手のフアン・ソト外野手(ヤンキース)、テオスカー・ヘルナンデス外野手(ドジャース)をはじめ、コービン・バーンズ投手とアンソニー・サンタンデール外野手(いずれもオリオールズ)、ピート・アロンソ内野手とショーン・マナエア投手とルイス・セベリーノ投手(いずれもメッツ)、アレックス・ブレグマン内野手(アストロズ)、ウィリー・アダメス内野手(ブルワーズ)、クリスチャン・ウォーカー内野手(ダイヤモンドバックス)、マックス・フリード投手(ブレーブス)、ニック・ピベッタ投手(レッドソックス)。複数球団による争奪戦が予想される選手ばかりだ。