MLB最優秀投手「サイ・ヤング賞」発表 ナはセールが15年目初受賞 アはスクバル初受賞 今永は3位票を獲得するなど5位
全米野球記者協会(BBWAA)は20日(日本時間21日)、記者投票で最も優秀な投手を選ぶ「サイ・ヤング賞」を発表。ナ・リーグはブレーブスのクリス・セール投手、ア・リーグはタイガースのタリク・スクバル投手がともに初めて受賞した。2人は最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振の投手三冠を達成。リーグ新人最多の15勝を挙げたカブスの今永昇太投手は7人から3位票を獲得するなど、38ポイントで5位だった。
同賞はBBWAA15支部からランダムに選ばれた2人、計30人が5名連記で投票。1位7点、2位4点、3位3点、4位2点、5位1点とし、その合計点で決定する。
35歳のセールはメジャー15年目で初の栄冠。ホワイトソックスとレッドソックスで最多奪三振のタイトルを獲得している左腕は今季、29先発、177回2/3を投げてリーグ1位の18勝(3敗)、防御率2・38、225奪三振の成績を残した。満票受賞は逃したが、26人から1位票、4人から2位票を獲得した。
メジャー1年目でリーグ新人最多の15勝、177奪三振をマークした今永は 記者投票では1、2位票こそなかったが、7人から3位票、8人から4位票、1人から5位票を得た。
メジャー5年目のスクバルは31先発、192イニングを投げて18勝(4敗)、防御率2・39、228奪三振で投手三冠を獲得。21年の8勝が自己最多だった左腕が大ブレークを果たした。
▽サイ・ヤング賞得票上位3人
ナ・リーグ
1位セール(ブレーブス)198点(1位票26、2位票4)
2位ウィーラー(フィリーズ)130点(1位票4、2位票25、4位票1)
3位スキーンズ(パイレーツ)53点(2位票1、3位票13、4位票3、5位票4)
※5位今永(カブス)38点(3位票7、4位票8、5位票1)