大谷翔平が激白 手術した左肩は「あまり状態がよくなかった」MVP会見前にリハビリ開始「今のところは開幕を」

 全米野球記者協会(BBWAA)は21日(日本時間22日)、記者投票で決めるMVPを発表。ナ・リーグはドジャースの大谷翔平選手が2年連続3度目、ア・リーグはアーロン・ジャッジ外野手が2年ぶり2度目の受賞を果たした。ともに満票での選出だった。

 大谷は受賞後の電話会見で新たな事実を激白した。ワールドシリーズ第2戦で左肩を亜脱臼し、終了後に手術を受けたが「今は主に可動域を広げている段階です。抜糸も終わって、今日から、ついさっきから体幹トレーニングと下半身のトレーニングをようやくスタートしたという感じです」と現状を明かし、「もちろんスタートから投げる、また打つというところで動いていますし、あまり状態がよくなかったので、時間がどの程度かかるか分からないですけど、今のところはもちろん開幕を目指しています」と語った。

 優勝パレード直後に手術を受け、左肩を装具で固定した状態で生活していた大谷。当初は来年2月のキャンプに間に合うと発表されていたが、ややトーンダウンとなった形だ。

 今季を振り返り「一番緊張したのはデコの始球式ですね」と語った。8月末のドジャースタジアムで前代未聞とも言える愛犬・デコピンとの始球式を成功させ、大きな注目を浴びた。

 この日のMVP会見では真美子夫人と一緒にソファに座るも、MVP決定直後に大谷が抱き寄せた直後にまさかの逃走。やんちゃな一面をのぞかせたが、マウンドではキリリとした表情で大役を見事に果たした。

 さらにゲームとしては「思い出に残っているのは、ポストシーズンが決まった試合かなと思います」と大谷。同日のマーリンズ戦では1試合3本塁打を放つなど、6打数6安打10打点の大暴れ。試合後にはロッカーでシャンパンを手にチームメートと喜びを分かち合った。

 「本当にいい環境というか、いい関係性の中で1年間、結果を出して終われた」と語った大谷。満票での受賞に「来年以降も頑張りたいなという気持ちにさせてくれました」と明かしていた。

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