大谷翔平「一番緊張したのはデコの始球式」WS終了後は家族でお祝いできず「何もできずベットでじっとしていた」【一問一答】

 全米野球記者協会(BBWAA)は21日(日本時間22日)、記者投票で決めるMVPを発表。ナ・リーグはドジャースの大谷翔平選手が2年連続3度目、ア・リーグはアーロン・ジャッジ外野手が2年ぶり2度目の受賞を果たした。ともに満票での選出だった。

 中継終了後、電話会見に応じた大谷は手術した左肩の状況や、メジャー挑戦を目指す佐々木朗希投手についても言及。今季、一番印象に残ったシーンにはデコピンとの始球式を挙げた。

 以下、大谷との一問一答。

 -3度目の受賞。満票の受賞。投手をせずに受賞したことについて。

 「本来は投球もして、オフェンス面でも出続けてというのがやりたいことで、自分の仕事と思っている。ただ、それができないと決まっていたので、1年目ということもあって、オフェンス面でそれを補えるぐらいしっかりと活躍したいなと感じていた。こういう形で評価してもらって光栄で、すごく嬉しい気持ち」

 -手術をしてリハビリをしている。今どういう状況で、来年に間に合わせる感じか。

 「もちろん、スタートから投げる、打つという目標で動いている。ただ、見通しよりも少し状態があまり良くなかったので、時間をどの程度かかるかわからない。今できることは開幕を目指している」

 -ロサンゼルスのパレードの後、個人では奥様、デコピンとどうお祝いしたか。

 「ロサンゼルスのパレード終わった後に比較的にすぐ手術だったので、時間がなかった。その日からここまであまり何もできずにベットでじっとしていた」

 -ワールドシリーズ優勝できたことも含めて、MVPはまた違うか。

 「チームとして特別な結果を出した年に、個人としてこういう評価をもらうのは特別。今後の励みになると思う。来年以降もチームとしても、個人としても頑張りたい」

 -ドジャースの大型契約を結んだ。ドジャースに対しても、大谷選手自身も高い期待がかかった。個人として自分の期待にどこまで達したか。

 「今年1年だけなら満点に近い結果だった。チームとして結果を出したのは、満点に近い要因。高い期待の中で、結果を出していくのは、チーム全体としてプレッシャーがかかる中で、監督もフロントもそうだが、1年間ストレスがかかる中で、難しいシーズンだったかなと思う。来年以降ますますそういう気持ちが強くなると思うが、それを超えていけるように全員で頑張りたい」

 -満票という形での反応は。

 「初めてこのリーグに来て、素晴らしい選手がいる中で、これだけ評価してもらったのは素直に嬉しい。今後の励みになる。来年以降も頑張りたいなという気持ちにさせてもらった」

 -ロバーツ監督との元でプレー。関係性、信頼は。

 「数ヶ月で何年かプレーしている距離感だった。壁をつくる監督でもない。数ヶ月で心地よくプレーできた。いい関係性で、いい結果を出して終われた」

 -佐々木朗希について。彼とこのオフ、勧誘したり、話したりはしたか。

 「特に勧誘ってことはない。去年もチームメートとしてやった。(山本)由伸もそうだったが、シーズン中も特に関係なく、全員去年(侍ジャパンで)プレーした選手とかは連絡を取ったりしている。本当に友達の一人として、自然と話している感じ。彼の意見を尊重している。どこのチームを選んでも、彼なら素晴らしい成績を残せると思う」

 -シーズン中に印象に残るレギュラーシーズン。

 「一番緊張したのはデコの始球式。思い出に残っているのは、ポストシーズンが決まった試合かなと思う」

 -現在のリハビリの状況。どんなメニューにして、次のステップは。

 「今は主に、可動域を広げている。抜糸も終わって、傷口は閉じている。ついさっきから、下半身トレーニングをスタートした」

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