大谷翔平の元通訳、水原一平被告の量刑言い渡し延期 診察遅れで来年1月24日へ
米西部カリフォルニア州の連邦地裁は27日、大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(30)の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われた水原一平被告(39)の量刑言い渡しの期日を12月20日から来年1月24日に延期すると決定した。
弁護側はギャンブル依存症に関する精神科医の鑑定で、水原被告が体調不良を理由に今月24日の最後の診察をキャンセルし、診断結果が出ていないとして26日に延期を申し立てた。
裁判資料によると、水原被告は2021年11月ごろから今年3月ごろにかけ、違法スポーツ賭博で負けた額を取り返すため、大谷選手の口座から約1659万ドル(約25億円)を盗み、胴元側に不正に送金した。
捜査当局に一時拘束され、水原被告は連邦地検との司法取引に応じ、罪を認めた。連邦地裁は保釈条件の一つとして、ギャンブル依存症の治療を受けることを求めた。