大谷に野球カード返還へ 水原元通訳が盗んだ金で購入 約4900万円相当
米カリフォルニア州ロサンゼルスの連邦地検は2日、ドジャースの大谷翔平選手(30)の元通訳、水原一平被告(39)=銀行詐欺罪などで起訴=が盗んだ金で購入した32万5000ドル(約4900万円)相当の野球カードが大谷に返還される見通しだと明らかにした。同州の連邦地裁に提出した書類で説明した。
大谷が地裁に返還を申し立てていた。地検は、地裁が来年1月24日に水原被告に量刑を言い渡した後、返還手続きが進められるとしている。
地検によると水原被告は今年1~3月、大谷の口座にある金で、大谷やヤンキースの外野手ソトらのカードを購入していた。裁判資料によると、水原被告は2021年11月~今年3月ごろ、違法スポーツ賭博で負けた額を取り返すため、大谷の口座から約1659万ドルを盗み、胴元側に不正に送金。地検との司法取引に応じ、罪を認めている。