低予算アスレチックス、セベリーノと球団史上最大3年100億円で合意 ブラピ主演映画「マネーボール」のモデル 米報道
メッツからFAになったルイス・セベリーノ投手がアスレチックスと3年6700万ドル(約100億円)で合意した、と5日(日本時間6日)、大リーグ公式サイトが伝えた。
アスレチックスはブラッド・ピット主演の映画「マネーボール」のモデルとなった球団で、経済規模が小さく(スモールマーケット)、低予算で知られている。米サイトCot’s Baseball Contractによると、今季終了時のメジャー登録40選手の総年俸はメジャー最低の6440万ドル(約96億6000万円)で、ドジャース・大谷の1年平均年俸7000万ドルよりも低い。
今季は3年連続100敗を回避したが、ア・リーグ西地区4位に沈み、4年連続でプレーオフ進出を逃した。27年のラスベガス移転が決まっており、新球場が完成するまでの2シーズンはカリフォニア州北部のサクラメントにあるマイナーリーグの球場を使用する。米報道によると、球団は3年後の新天地移転に向けて今オフの補強費を増額。セベリーノとの球団史上最大契約はその第1弾となる。
セベリーノはドミニカ共和国出身で来年2月に31歳を迎える右腕。15年にヤンキースでメジャーデビューを果たし、17年に14勝、18年に19勝をマークし、2年連続で球宴にも選出された。23年オフに移籍したメッツでは31登板、182イニングを投げ、11勝をマークした。
メジャー9年の通算成績は65勝44敗、防御率3・81。今季終了後にFAになり、メッツからの単年2105万ドル(約31億5000万円)のクオリファイングオファーを拒否していた。