ヤンキース、カブスからベリンジャー獲得を正式発表 ソトの穴埋め トレード情報浮上の鈴木誠也は残留濃厚
ヤンキースとカブスは17日(日本時間18日)、トレードの成立を発表。ヤンキースは19年MVPの強打者、コディ・ベリンジャー外野手と金銭を、カブスは中継ぎのコディ・ポティート投手を獲得した。大リーグ公式サイトなど複数のメディアによると、カブスは同外野手の来季年俸2750万ドル(約42億円)と26年の球団オプションのうち500万ドル(約7億7000万円)を負担するという。
ヤンキースは自軍からFAになったフアン・ソト外野手に16年7億6000万ドル(約1163億円)の残留オファーを出したと報じられたが、15年7億6500万ドル(約1170億円)を提示したメッツに敗れ、外野手の補強を進めていた。一時はドジャースからFAになったテオスカー・ヘルナンデス外野手の獲得にも動いていると報じられていたが、今回のカブスとのトレードで同外野手の獲得競争から撤退。来季の外野陣はジャッジが中堅から右翼へ移り、ベリンジャーが中堅で、ドミンゲスが左翼で起用されると見込み。
ベリンジャーは17年にドジャースでメジャーデビューし、39本塁打&97打点で新人王を獲得。3年目の19年には打率・305、47本塁打、115打点をマークし、MVPに輝いた。22年オフにカブスと3年8000万ドル(約122億4000万円)保証の契約を結び、移籍2年目の今季は打率・266、18本塁打、78打点だった。
カブスはアストロズとの大型トレードで強打のカイル・タッカー外野手を獲得。外野手が飽和状態にあり、ベリンジャーとともにトレード話が浮上していた鈴木誠也外野手の残留の可能性が高まった。