菅野「ワールドチャンピオンになる」 35歳の“オールドルーキー” オリオールズ入団会見で決意

オンライン取材で日米報道陣の質問に答える菅野
オンライン会見で質問に答える菅野
オンライン会見で質問に答える菅野
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 巨人から海外フリーエージェント(FA)権を行使して、オリオールズと1年契約で合意した菅野智之投手(35)が19日、オンラインで入団会見を行った。米メディアによると年俸は1300万ドル(約20億円)。背番号は未定。4年前にはポスティングシステムでの移籍を目指したものの合意に至らなかった中、ようやく夢がかなった“オールドルーキー”が、次は世界一を目指して戦う。

 菅野は、巨人と同じ球団カラーのオレンジに、球団マスコットにちなんだ鳥がデザインされたネクタイをつけて、会見に臨んだ。オリオールズを選択した理由を「素晴らしいピッチングスタッフとワールドシリーズに勝ちたい熱意が伝わってきた。そこで投げてみたいという気持ちで決断しました」と熱く語った。

 メジャーを目指すきっかけは17年のWBCだったという。「ドジャースタジアムで投げることができて、その夢に対して明確になったというか、心から投げたいと思った」。20年オフにはポスティングシステムでのメジャー挑戦を目指したものの、合意に至らず。それでも、変わらぬ思いを抱き、この日を迎えた。

 巨人一筋12年で、今季は15勝を挙げ防御率1・67。チームは4年ぶりのリーグ優勝で自身は3度目のMVPを獲得した。 「100マイルを投げられるわけではないですし、ものすごい変化球があるわけではないので。ただ、コントロールやコンビネーションに関してはアメリカでも勝負していける自信はあります」

 日本で積み重ねた経験に、揺るがぬ自信がある。前巨人監督で、伯父でもある原辰徳氏にも連絡を入れ「すごく喜んでくれてましたし『頑張って来いよ』と背中を押してもらえたので、成長した姿を見せたいなと思います」と力を込めた。

 35歳の“オールドルーキー”が挑む新たな戦い。「日本では日本一になれなかったので、ワールドチャンピオンになることを一番の目標にやっていきたい」。憧れ続けた舞台で、次の夢を追う。

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