ヤンキースが4人目のMVP選手獲得 ゴールドシュミットと合意を正式発表 年俸19億円 ソト再契約失敗後に投打4人大補強

 ヤンキースは21日(日本時間22日)、カージナルスからFAになったポール・ゴールドシュミット内野手(37)と1年契約、26年球団オプションで合意したと発表。大リーグ公式サイトなど、複数の米メディアによると、年俸は1250万ドル(約19億5000万円)。

 米報道によると、ヤンキースは自軍からFAになったフアン・ソト外野手に対し、16年7億6000万ドル(約117億8000万円)を提示したが、スポーツ史上最大規模の15年7億6500万ドル(約1185億円)のオファーを出したメッツに敗れた。

 打線の大きな柱を失ったヤンキースはその直後に大補強を展開。カブスとのトレードで19年MVPのコディ・ベリンジャー外野手を獲得して打線強化に成功。さらに、ブレーブスからFAになった先発左腕マックス・フリードと8年2億1800万ドル(約338億円)で合意し、ブルワーズとのトレードで抑えのデビン・ウイリアムズ投手をゲット。マイク・リゾ内野手がFAで空いた一塁手は補強ポイントの一つだった。

 強打堅守のゴールドシュミットは11年にダイヤモンドバックスでメジャーデビューし、19年にカージナルスへ移籍。22年に打率・317、35本塁打、115打点OPS・981でMVP、13年に本塁打と打点の二冠を獲得している。14年の通算成績は1928試合、打率・289、362本塁打、1187打点、169盗塁、OPS・892。ゴールドグラブ4回、球宴7回など、輝かしい実績を持つメジャーを代表する選手だ。

 ゴールドシュミットの加入により、ヤンキースはアーロン・ジャッジ(22、24年)、ジャンカルロ・スタントン(17年)、ベリンジャー(19年)の3人と合わせ、MVPカルテットを結成。今年のワールドシリーズでドジャースに惨敗したチームが09年以来、16年ぶりの栄冠を目指す。

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