藤浪晋太郎 母校・大阪桐蔭で自主トレ 恩師・西谷監督と年始のあいさつ 今春センバツ出場絶望的「頑張ってほしい」
米大リーグのメッツからFAとなっている藤浪晋太郎投手(30)が5日、大阪府大東市にある母校の大阪桐蔭高グラウンドを訪れ、恩師の西谷浩一監督(55)らに年始のあいさつを行うとともに、母校で同期のロッテ・沢田圭佑投手(30)とキャッチボールやダッシュなどで汗を流した。
阪神在籍時から年始には必ず、母校のグラウンドへ差し入れを持って訪れてきた藤浪。母校は昨秋の近畿地区大会の初戦で敗退したため、今春センバツへの出場は絶望的となっている。
「西谷先生も一からやり直しますとおっしゃってましたので、自分も頑張らないといけないですけど、(母校も)頑張ってほしいですね」。自身の今季の去就については「まだですね」と話すにとどめた。
海を渡って2年が過ぎた。23年はアスレチックスとオリオールズでプレーし、7勝8敗で防御率7・18だった。メッツに所属した昨年はメジャー登板がなかった。シーズン終了後にはプエルトリコのウインターリーグに参加。今後は東京でトレーニングを続ける。
西谷監督は「顔を見たら本当に悲観、マイナス的なことは全然ないというか、やってやろうという感じですし、向こう(米国)でやれていること、夢がかなっているわけなので、思うようにできていること、できてないところはあると思いますが、藤浪らしくやってもらいたいと思ってます」と期待を寄せた。