ドジャース、球団最多登板ベシアは合意ならず銭闘へ 両者の差4700万円 米報道 フィリップスら4投手契約更新
大谷翔平、山本由伸両選手が所属するドジャースは9日(日本時間10日)、抑えのエバン・フィリップス投手やマイケル・コペック投手ら4投手と今季の契約を更新し、年俸調停を回避。複数の米メディアによると、昨季チーム最多67登板の左腕アレックス・ベシア投手だけが合意に至らず、球団5年ぶりの年俸調停に持ち込まれる可能性を伝えた。
米報道によると、昨季61登板で5勝1敗、チーム最多の18セーブを残したフィリップスは年俸610万ドル(約9億6400万円)で、昨季7月のトレード移籍後は24登板、4勝無敗6セーブ、防御率1・13の快投を披露したコペックが520万ドル(約8億2000万円)で合意。昨季48登板の左腕バンダが100万ドル(約1億5800万円)、肩や脚の故障でレギュラーシーズン7登板に終わったグラテロルが280万ドル(約4億4200万円)で契約を更新した。
しかし、昨季はセットアッパーやクローザー、イニングまたぎなど、フル回転で5勝4敗5セーブ、13ホールド、防御率1・76の活躍でブルペン陣を支えたベシアはサインせず。昨季の年俸100万ドル(約1億5800万円)から2倍以上の235万ドル(約3億7100万円)を要求したのに対し、球団の提示額は205万ドル(約3億2400万円)。30万ドル(約4700万円)の差を埋めることができず、交渉は難航しているとみられる。