桐朋高・森井翔太郎「二刀流でメジャーに」アスレチックスと契約 最速153キロ&高校通算45発
米大リーグのアスレチックスは15日、東京・桐朋高の森井翔太郎内野手(18)とマイナー契約を結んだと発表した。右投手として最速153キロ、左打者として高校通算45本塁打を放っており、オンラインで記者会見に臨み「(投打の)二刀流でメジャーに行きたい」と抱負を語った。AP通信によると、契約金は推定151万500ドル(約2億3600万円)だという。
昨秋のドラフトでは、各球団に指名しないよう要望。異例の形で米球界入りを果たした。アスレチックスを選んだことには「松井秀喜さんや他の選手がアスレチックスにいたことも(決断の)助けになった」などと話し、「二刀流」で活躍するドジャース・大谷については「雲の上の存在。目指すよりも、自分は一歩一歩上がっていかないと」と3、4年後のメジャー昇格を目標に掲げた。
偏差値71の進学校から夢舞台に挑むプロ生活は、3月上旬のアリゾナ州でのキャンプで始まる。入団会見では、通訳を介さずに米メディアに応じる場面もあった。「まず一つ、契約が終わってほっとしている気持ち」と胸をなで下ろした。
◇森井 翔太郎(もりい・しょうたろう)2006年12月15日生まれ。18歳。東京都出身。身長183センチ、体重88キロ。右投げ左打ち。桐朋小1年時から野球を始め、桐朋中では軟式野球部でプレー。桐朋では1年夏からベンチ入り。最速153キロ、高校通算45本塁打。理想の選手はレッズで昨季25本塁打、67盗塁のエリー・デラクルス内野手。