大谷翔平「ホームランは最高の結果」初めてプロ野球を観戦した思い出の東京ドームで歴史的偉業弾狙う
米大リーグの開幕となる「MLB東京シリーズ・ドジャース-カブス」(18、19日・東京ド)に臨むドジャースの大谷翔平投手(30)が14日、都内で会見と公式練習を行った。数々の歴史を塗り替えてきた二刀流は「打者にとってホームランは最高の結果」と話し、過去の日本選手が成し遂げていない「日本でのメジャー開幕戦本塁打」へ意欲を示した。初めてプロ野球を観戦した思い出の東京ドームで、歴史的アーチを目指す。
開放されたスタンドで皆が今か、今かと待ちわびる。スマホのカメラを構える人がいれば、「大谷選手、グローブありがとう」と大きなボードを掲げる少年の姿もある。一塁ベンチから大谷がさっそうと現れると、1万507人が詰めかけた東京ドームは大熱狂。ファンの声援に応えるように、大きくガッツポーズだ。
「僕自身、日本に帰ってくるのも久々ですし、プレーするのも久々ではあるので。そこで日本人対決は楽しみにしていますし、他にも素晴らしい投手陣と対戦できるのも楽しみにしています」
公式練習から注目度は抜群。3月に入ってから公開されることが決まったこの日のチケットは即完売で、ビジョンに練習の姿が映し出されるだけで大歓声が巻き起こった。グラウンドでフリー打撃は行わず、ダッシュや一塁への帰塁を含めた走塁練習などで調整。時間にしてわずか13分間の“翔タイム”となった。
思い出の場所で、今季の一歩目を踏み出す。「東京ドームでのプロ野球観戦が、最初の観戦だった。今回このような形でプレーできることをうれしく思っています」と初めてプロを感じた舞台で、意気込むのはいまだ前例のない今季1号だ。
これまで日本で開催されたメジャー開幕戦で、日本人選手が本塁打を放ったことはない。昨季54本塁打で2年連続本塁打王に輝いた大谷は「打者にとってホームランは最高の結果。その結果が出せれば素直にうれしい」と表情を引き締めると同時に、「(打順の)どこを打つかは正確には分かっていませんけど、その打順の仕事をしっかりできれば。最大の目標は勝つことなので、そこに対して自分の仕事ができたらいい」と勝利に導く一打を目指していく。
15日に巨人、16日に阪神とのプレシーズンゲームに臨み、18日に幕を開けるカブスとの東京シリーズ。ロバーツ監督は開幕2試合はDHでの出場予定であることを明言した。二刀流調整の負担軽減で、打者専念で迎える今シリーズを前に「優先的に仕上げる期間があったので体力的にも精神的にもいい期間だった」と自信を少しのぞかせた。
決戦前に、早くも熱気を帯びる東京ドーム。大谷は笑った。「まずは時差ボケを治したいですし、おいしいものを食べて、元気にプレーしたいと思っています」。日本で戦う特別な開幕シリーズ。今年の伝説はTOKYOから始まる。
◆日本人選手によるMLB日本開幕シリーズでの本塁打 過去の日本で行われたMLB開幕シリーズで、日本人選手が本塁打を打ったのは一度だけ。2004年3月31日のデビルレイズ-ヤンキース第2戦、「2番・左翼」で先発した松井秀喜(ヤンキース)が五回1死一塁の場面で右中間に豪快な一撃をたたき込んだ。この松井の一発を含めヤ軍が4本塁打の猛攻で12-1で圧勝。ただ、日本での“開幕戦”でホームランを放った日本人選手はまだいない。
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