米大リーグの開幕シリーズ（１８、１９日・東京ド）で対戦するドジャースの大谷翔平投手（３０）、山本由伸投手（２６）、佐々木朗希投手（２３）と、カブスの今永昇太投手（３１）、鈴木誠也外野手（３０）の日本選手５人が１４日、都内で会見し、試合会場での練習も行った。大谷は「日本人対決は楽しみにしています」などと話し、開幕を心待ちにした。

　以下、大谷翔平との一問一答。

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　－お帰りなさい。日本で迎える開幕戦、心境はいかがでしょうか。

　「本当に楽しみにしていますし、今はまず時差ボケを治すことに専念したいなと思ってます」

　－多くのファンが活躍を楽しみにしている。東京での目標はどう位置づけているか。

　「まずはこの東京シリーズをいいものにしたいなって思いますし、ここにいる２名（会見に同席した山本、佐々木）もそうですし、カブスにも今永さん、誠也が所属しているので、多くの日本人の活躍を、多くの日本人の方に見ていただけたらうれしいと思います」

　－日本人選手が５人プレーする。

　「日本人の選手たち以外にもそれぞれの個性を持った世界を代表するような選手がプレーすると思うので、メジャーの醍醐味というか、パワーであったりスピードであったりそういうところを純粋に楽しんでいただけたらうれしいと思います」

　－多くの日本人選手がメジャーでプレーしているが、黄金時代と感じているか。

　「今までもたくさん素晴らしい選手がメジャーリーグでプレーしていたと思いますし、必ずしも今がそうかどうかは分からないんですけど、今回５名プレーしているということなので、たまたま多くのメジャーリーガーが所属しているチームでプレーできてうれしく思います」

　－日本人同士の対決についてどう思うか。

　「僕自身、帰ってくるのも久々ですし、プレーするのも久々ではあるので、そこで日本人対決は楽しみにしていますし、他にも素晴らしい投手陣と対戦できるのも楽しみにしています」

　－日本開催の開幕戦で日本人選手がホームラン打ったことがない。打つことにどんな価値があると思うか。

　「打者にとってホームランは最高の結果だと思うので、その結果が出せれば素直にうれしいですけど、まだ打順はもちろん決まってないですし、まだ言われていないので、どこを打つかは正確には分かっていませんけど、その打順の仕事っていうのをしっかりできれば。最大の目標は勝つことなので、そこに対しての自分の仕事ができたらいいと思います」

　－（台湾メディアから）今後メジャーの開催地として台湾は適していると思うか。

　「適していると個人的には思ってますし、素晴らしい国の人たちの前で野球できるのは素晴らしいことであるので、このシリーズがいいものになれば、またそういった他の国での開催も盛り上がると思うので、台湾のファンの前で今後プレーする機会あれば幸せだと思ってます」

　－アジアのファンと米国のファンの違いについてどう感じているか。

　「どの国のファンも野球に対して熱い思いを持ってくれているというのは変わらないところですし。そういう人たちの前でプレーするのは選手としてこれ以上ない喜びじゃないかと思うので、国や人種を問わずそういう人たちの前でプレーできることをかみしめたいと思います」

　－子どもたちも観戦に来る。東京で行われる意味は。

　「アジアの国の人たち、今回は日本開催ですけど、その他の国の人たちにも楽しんでもらえたらうれしいなと思いますし、僕自身、東京ドームのプロ野球の観戦が、最初のプロ野球の観戦だったので、今回このような形でプレーできるのをうれしく思っています」

　－日本に帰ってきてプレーすることについてどう感じているか。

　「ほかの選手たちも楽しんでいると思うので、試合だけでなくて日本の文化を楽しんでもらえたらいいなと思いますし、ファンの人たちにも選手が楽しんでいる姿を見てもらえたらうれしいなと思います」

　－投手としての調整がスローダウンしていることに対してどう思っているか。

　「まあプラン通りにきてはいたので、順調にきていたために、少し開けてもいいんじゃないかなという判断でしたし、僕自身は納得していますし。このシリーズに向けて、打者を優先的に仕上げる期間があったので体力的にも精神的にもいい期間だったと思います」

　－日本でやりたいことは。

　「まずは時差ボケを治したいですし、おいしいものを食べて、元気にプレーしたいと思っています」