大谷翔平が凱旋1号!「良い角度で上がったので」侍チームメートの巨人・戸郷のカーブを一閃 東京ドームが大興奮「久々に帰ってきたな」
「プレシーズンゲーム、巨人-ドジャース」(15日、東京ドーム)
ドジャースの大谷翔平投手が三回の第2打席で凱旋1号を放った。東京ドームは大歓声に包まれた。
1番・DHで先発出場した大谷は23年WBCで侍ジャパンのチームメートだった巨人・戸郷と対戦。戸郷が投じた初球緩いカーブをとらえると、打球は右翼席に飛び込んだ。確信歩きで打球を見つめ、スタンドは大歓声。悠然とダイヤモンドを一周し、ベンチ前ではテオスカー・ヘルナンデスからひまわりの種シャワーを浴びた。
「良い角度で上がったので、入るかなと思いました」と振り返った大谷。スタンドからの大歓声には「久々に帰ってきたなという感じがした。いい打席でした」と語った。
実戦でのホームランはオープン戦初出場となった現地時間2月28日のエンゼルス戦で、花巻東の先輩にあたる菊池雄星投手から第1打席で左翼にアーチをかけて以来だ。
前日の会見では「打者にとってホームランは最高の結果だと思うので、その結果が出せれば素直にうれしいですけど、まだ打順はもちろん決まってないですし、まだ言われていないので、どこを打つかは正確には分かっていませんけど、その打順の仕事っていうのをしっかりできれば。最大の目標は勝つことなので、そこに対しての自分の仕事ができたらいいと思います」と語っていた。
試合前練習ではキャッチボールのためグラウンドに姿を見せると、スタンドから大歓声がわき起こった。わずか12分間だったが、ファンは立ち上がって一斉にスマホを構える熱狂ぶり。終了後には手を振り、歓声に応えながらベンチ裏へと引き揚げていた。
チームはこの回、コンフォルトの先制弾が飛び出し、パヘズの適時二塁打。大谷に一発が飛び出し、T・ヘルナンデスも確信弾を放った。1イニング3発5得点の猛攻に、マウンドの戸郷も苦笑いを浮かべていた。
第1打席は四球を選び、第3打席は外角のボールを引っかけての二ゴロに倒れた大谷。凱旋ゲームは2打数1安打、1四球で終えた。
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