大谷翔平 凱旋弾!衝撃一発に満員東京ドーム大熱狂 「ちょっとバットの先でしたけど」右翼席中段へ一直線

 3回、2ランを放つ大谷。投手戸郷(撮影・堀内翔)
 大勢の観客が見つめる中、2ランを放つ大谷
2枚

 「プレシーズンゲーム、巨人1-5ドジャース」(15日、東京ドーム)

 やはり、この男は期待を裏切らない。米大リーグの開幕シリーズ(18、19日・東京ドーム)に向けたプレシーズンゲームが15日、東京ドームで行われ、ドジャース・大谷翔平投手(30)は「1番・指名打者」で巨人戦に出場。初回の四球に続き、三回には右翼席へ“凱旋1号”となる2ランを放った。3打席で交代となったが、大谷劇場開幕の号砲で超満員のスタンドを熱狂させた。

 すさまじい衝撃音は、すぐさま大歓声がかき消した。スタンド総立ちに、拍手は喝采。大谷が「ただいま」を告げる凱旋弾をいきなり放つ。「これだけ入ってもらった。久々に帰ってきたなという感じがしたので、いい打席だったと思います」。プレシーズンゲームで決めたTOKYO1号。幸福感が笑顔にあふれた。

 ドジャース打線が本領発揮したのは三回。2点を先制後、大谷はWBCでともに世界一を成し遂げた巨人・戸郷と2度目の対戦を迎えた。無死二塁で向かい合うと、初球だ。124キロのカーブをフルスイングで捉えると、衝撃の弾道を描く。

 放たれた白球は右翼席中段まで一直線。「いい角度で上がったので、ちょっとバットの先でしたけど入るのではと思った」と確信の一打にうなずく。大歓声とどよめきが交差した東京ドームのダイヤモンドを、涼しい顔でゆっくり一周した。

 日本でのアーチは、23年に行われたWBCの1次ラウンド・オーストラリア戦以来、734日ぶり。「東京ドームでのプロ野球観戦が、僕自身最初の観戦」と話していた思い出の場所で特別な一発をまたしても放った。

 ただ、“大谷狂騒曲”はこれだけではない。スタメン紹介で一人、ひときわ大きな声援を浴びるのは序章。注目の第1打席だった。2球ボールを見送り、3球目でファーストスイング。大きなファウルに大歓声が巻き起こるも、直後には静寂が訪れる。漂うのは、異様な雰囲気だ。ボールを見極めて四球を選ぶと、二ゴロに倒れた五回の戸郷との最終対決にも惜しみない拍手が注がれた。

 生まれ育った母国での日々を前に、「(外国人選手も)日本の文化を楽しんでほしい」と話していたが…。ロバーツ監督は「大谷選手のコマーシャルをたくさん見た」と、CMで挑戦していたサッカーのリフティングのうまさにビックリ。東京の街を散策したスネルもあふれる大谷広告に、「僕、あの人知っているよ」とニヤリ。昨年、世界一を成し遂げた仲間たちとかけがえのない時間を過ごしている。

 衝撃の特大2ランで幕を開けたTOKYOシリーズ。18年に夢を追い、海を渡ってから7年。成長した姿で帰ってきた。ドジャースブルーのユニホームで立つ特別な舞台で、主役の座は譲らない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

スコア速報

主要ニュース

ランキング(大リーグ)

話題の写真ランキング

写真

リアルタイムランキング

  1. 大谷翔平ら主催のドジャース夕食会 同僚が早速ちらり披露 美しい花などおもてなし随所に

  2. 疑惑増す「クジャクのダンス」相関図←なぜ「線」がない??「出世の秘密」「事件と関係?」隣には怪しい空白で騒然

  3. 一瞬誰?!「笑点」登場のTV超久々芸人にネット沸く「久しぶりに見た!」「何年ぶり?」「爆上がり♥」

  4. ドジャース奥さま会 日本料理店→二次会のバーで豪華集合写真 美しい夫人がカウンターの中に「みなさん素敵」「豪華な奥さま会」

  5. カープファンも胸熱!鈴木誠也が元同僚の長野久義と抱擁 坂本ともハグ 再会を喜ぶ

注目トピックス