「プレシーズンゲーム、巨人１－５ドジャース」（１５日、東京ドーム）

　日本でもひまわりの種をぶちまけた。ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手がチームメートのホームラン時にひまわりの種を浴びせて祝福する恒例パフォーマンスを披露。さらには自らも一発を放ち快勝に貢献した。

　「私たちがいつもやってるように、ひまわりのシャワーを東京ドームで披露できたのは最高だったと思います」

　ビッグイニングの仕上げの一発をたたき込んだ。三回、大谷の特大２ランなどで４点を先制。球場が騒然とする中で打席に入ると、巨人・戸郷の変化球を完璧に捉えた。打った瞬間にスタンドインを確信。打球は左中間スタンドに飛び込んだ。「日本の皆さんの前でいいシーンができたと思う。本当にいい感じでできた」と振り返った。

　直前には今季新加入したコンフォルトの先制弾が飛び出し、大谷の２ランと一発が続いた。Ｔ・ヘルナンデスはベンチの一番前に出て、満面の笑みでひまわりの種を浴びせていた。「大谷選手のホームランもよかった。ひまわりのシャワーを浴びせられて本当によかった」。仲間を祝福するおなじみの姿が、今年も変わらずあった。

　初めてのお立ち台はユニホーム姿ではなく、私服で登場と慣れない様子も。ただ、最後は日本語で「アリガトウゴザイマシタ」とあいさつ。日本のファンの心をがっちりつかんだ。自らもバットで存在感を放つＴ・ヘルナンデスは、今季もひまわりの種でチームを明るく照らす。