山本由伸はサイ・ヤング賞級 ロバーツ監督絶賛「可能性は十分にある」
「カブス3-6ドジャース」(19日、東京ドーム)
ドジャース・山本が試合前練習に参加した。開幕投手を務めた18日のカブス戦では、5回3安打1失点の好投で勝利。エース級の活躍にロバーツ監督はサイ・ヤング賞獲得の可能性も言及した。
登板翌日には珍しくキャッチボール、ランニングなどで汗を流した。オープニングセレモニーでは先頭で登場。超満員のスタンドから大きな声援を送られた。18日の登板では最速157キロの直球以上に、カブス・カウンセル監督はスプリットに脱帽。「本当に素晴らしかった」と振り返った。
大舞台でも動じなかった投球。山本自身は「昨年、プレーオフで経験した1カ月が大きい」と要因を語る。「こうしたら抑えられる、打たれるというのが10月に感覚になった」。ピンチでスプリットを中心に4奪三振。1点こそ取られたが、逆転後は安定感が光った。
ロバーツ監督も「昨年から今年にかけてどんどんと、ストライクを投げ込む姿に自信を感じる」と評価。その上で世界ナンバーワン投手の称号とされるサイ・ヤング賞の獲得にも「シーズンを通して健康体なら賞に値する可能性は十分にある。疑っていない」とまで言った。大谷でも成し得ていない、日本人初の称号も見える。