ベッツ「朝食後に嘔吐した」 来日前から続く原因不明の胃腸炎で直前にスタメン回避 本拠地開幕に黄信号、ロバーツ監督「理想的な状態でない」
「オープン戦、ドジャース7-1エンゼルス」(23日、ロサンゼルス)
ドジャースの「2番・遊撃」で出場を予定していたムーキー・ベッツ内野手が開始1時間15分前にスタメンを外れた。試合中に取材に応じたベッツは「体調はもう大丈夫。今朝は元気だったから球場にも来た。朝食を食べた後に嘔吐した。よくわからない」などと状態を説明した。
キャンプイン時には175パウンド(約79・5キロ)だった体重が、現在は157パウンド(約71・2キロ)に減少しているといい「胃の調子がすごく悪いようだ。食べない状態で体を動かすのは難しい。一日中練習するのに、栄養を吸収できていないのでは苦しい」と胸中を明かした。
血圧や脈拍などのバイタル検査では数値に異常は見られないといい「血液検査でも全てきれいで健康な結果だった。単に胃がひどく荒れているだけだと思う。だから今、胃を落ち着かせるために新しい薬を飲み始めたところなんだ」とベッツ。「スムージーを飲むことはできるが、何かを食べると戻してしまう。今までになかったこと。本当に説明のしようがない」と悩ましげに話した。
ベッツは18、19日に行われた東京開幕シリーズに出場するためにチームとともに来日したが、症状は東京に向かう2日前の10日から出ていたという。「2、3日、体を休めて、と思っていたが飛行機移動は過酷だった。今までで最悪だった」。日本到着後にトレーニングしたが体調は戻らず「東京での旅は最悪なものになってしまった」と試合を欠場。チームより一足早く帰国したが「その時の飛行機もひどかった」。東京では2リットルの点滴を受けたという。
この日の試合前に取材に応じたロバーツ監督は「まだ体重は戻っていない。以前よりは良くなっていると思う」と話し、試合では2打席に立ち、3、4イニングを守る予定だとしていた。試合後にはベッツについて「長期化はしないと思う。そこまで心配していない。短期的には明日(24日)はプレーしない」と説明。球場で練習予定で「だから日々確認して対処したい。ただ(27日の)ホーム開幕戦を考えると理想的な状態でないのは確かだ」と話した。
ベッツに代わって2番にはエドマンが入り、遊撃の守備はロハスが代役を務めた。
日本でのカブスとの開幕シリーズに2連勝したドジャースは、米国に戻りこの日から再びオープン戦で調整。27日(日本時間28日)に本拠地でホーム開幕・タイガース戦を迎える。
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