「オープン戦、ドジャース７－１エンゼルス」（２３日、ロサンゼルス）

　大リーグ公式サイトは２３日（日本時間２４日）、専門家５９人による今季の各賞を予想。ナ・リーグＭＶＰにドジャース・大谷翔平投手（３０）を挙げ、同新人王には佐々木朗希投手（２３）の名前が挙がった。大谷はこの日、東京での開幕シリーズからの帰国後、初となるエンゼルスとのオープン戦に「１番・指名打者」で出場し、１打数無安打１四球だった。

　同サイトは、３年連続４度目となるＭＶＰが懸かったシーズンを迎えた大谷について「圧倒的な支持を受け、他の選手の２倍以上の票を獲得した」と、メッツのソトやレッズのデラクルス、パドレスのタティスらを抑えて最多票を得たことを記述した。

　また「２０２５年にマウンドに戻ってくる大谷は４度目のＭＶＰを獲得するために『５０－５０』を再現する必要はない」と、二刀流復活が追い風になるとも予想。その投手での復帰に関しては、打者の調整を優先するため、２月２５日を最後にブルペンでの投球練習を控えていた。ただロバーツ監督は「近日中にブルペンで投球練習をする予定。投球練習を再開すれば、先のスケジュールを見通せるだろう」と現状を説明したように、徐々に再開していく方向となる。

　そういった中、この日は２打席で交代。初回は四球を選び、四回はストライクゾーンを積極的に振り、最後は真ん中の球を打ち損じて二ゴロ。快音こそ響かなかったものの、選球眼とタイミングを養い、２打席でお役御免となった。

　また、この日は２年前まで在籍したエンゼルスのナインと旧交を温めた。ウオーミングアップ中に再会した主砲トラウトとはハグを交わし、談笑。第１打席に入る際は捕手のオハピーに声をかけた。先発として大谷と２度対戦したソリアーノは「対決は楽しかった」と振り返っており、大谷にとって仕切り直しの一戦となった。