大谷、佐藤賢 小学生アナと微笑み問答
「日本ハム5‐4オリックス」(4日、札幌ド)
日本ハムが5連勝。先発・大谷が七回途中7安打4失点で3勝目(1敗)を挙げた。
日本ハムは初回、2死一、二塁から佐藤賢が右中間へ2点適時三塁打を放ち先制。さらにミランダの適時打。二、四回にはともに大引の適時打で追加点を挙げた。
5日のこどもの日を前に、この日のヒーローインタビューは、男女の小学生がアナウンサーとなって、投打のヒーローにマイクを向けた。
女子の小学生アナは打のヒーロー、佐藤賢に「最近は内野と外野との出場で難しいところはありませんか」と“台本”通りとも思える質問を、自分の言葉のように話した。これに対し、佐藤賢は「試合に出られる喜びの方が強いんで頑張っています」と真摯(しんし)に答えた。
さらに、女子小学生アナは「私は旭川出身で(佐藤賢が)スタルヒン球場でホームランを打ったことを覚えています。私がアナウンサーになるまで、日本ハムの選手として待ってていただけますか」と向けると、佐藤賢は「頑張ります」と笑顔で答えた。
次に男子の小学生アナウンサーがマイクを持ち、投のヒーロー・大谷の眼下に立った。「ナイスピッチング!」と賞賛のメッセージを受けた大谷は「ありがとうございます」と感謝の気持ちを表した。男子小学生アナは、これも“台本”のノートを見ながら、「今日はどんな気持ちで投げましたか」と質問。大谷は「カード3連勝と5連勝がかかっていたので、何とか勝ちたいなと思いました」などと答えた。
続けて、二刀流の大谷に男子小学生アナは「ピッチャーをやり、すぐに野手で大変ではありませんか」と質問。大谷はその間、ノートをのぞき込みながら、優しい視線を送り、「すごく頑張ろうと思っています。今日はこれだけのファンに来ていただき励みになります。何とか日本一になれるように頑張ります」と、いつもよりゆっくり目に話した。
最後に男子小学生アナから、「大谷選手がここにいなければ、僕の出番がなかったので、ありがとうございました」のお礼のメッセージ。再び女子の小学生アナも壇上に上がり、ヒーロー2人と臨時アナウンサー2人は記念写真に納まっていた。