山梨学院大付、コールド勝ちで決勝へ
「高校野球・春季関東大会準決勝、山梨学院大付9‐1樹徳」(20日、保土ケ谷・神奈川新聞スタジアム)
山梨学院大付が八回コールド勝ちで、初めて決勝に進出した。
序盤から走塁ミスなどが相次ぎ、五回までは1‐1の同点。だが、五回終了後のグラウンド整備の間に、吉田洸二監督が「君たちも最悪だけど、監督も最悪だ。切り替えていこう」と、円陣でゲキを飛ばすとナインが奮起。直後の六回に5安打を集中して4点を奪うと、八回にも5連打で4点を追加した。
今大会は初戦で浦和学院にサヨナラ勝ち。準々決勝でも霞ケ浦に八回コールド完封勝利で内容もよかった。そこから一転、ミス連発となっただけに、清峰(長崎)でセンバツV経験のある指揮官は「また一からやり直したい。明日いい結果になるように切り替えてやります」と、勝利にも気を引き締め直していた。