大谷圧巻の1安打ゼロ封、6勝目
「交流戦、阪神0‐4日本ハム」(18日、甲子園)
日本ハム・大谷が8回を自己最多の11三振を奪って1安打無失点に抑え、今季6勝目を挙げた。
初回から150キロ台の速球を連発。二回のゴメス、今成に対して自己最速タイの160キロをマークするなど抜群の球威で阪神打線を手玉に取った。五回までパーフェクトだったが、六回2死から大和に三遊間を破られて初安打を許した。
だが、八回まで球威は衰えることなく、変化球も交えた投球はほぼ完ぺきだった。2死から今成と対した際、足をつる素振りを見せたことから、九回にカーターと交代した。
大谷は「調子自体はあまりよくなかったけど、その中でもしっかり粘れたし、キャッチャーの大野さんにもしっかりリードしてもらって良かったと思います」と話した。
打線も二回に中田の右越え12号ソロで先制し、八回には大野の4号ソロなど一挙3点を奪って試合を決めた。
阪神は岩田が八回まで1失点と奮投したが、2番手・鶴が連打を浴びて万事休す。打線も散発3安打で二塁も踏めず、今季4度目の完封負け。3連勝ならず、2年ぶりに交流戦負け越しも決まった。