昨春センバツV浦和学院がヒヤヒヤ発進
「高校野球・埼玉大会2回戦、浦和学院3‐1狭山経済」(12日・市営大宮)
「全国高校野球選手権 埼玉大会 昨春センバツ優勝の浦和学院が、苦しみながら初戦を突破した。
両チーム無得点で迎えた八回無死二、三塁から1番・臺浩卓内野手(2年)が中前2点適時打を放ち先制。さらに犠飛で1点を追加した。投げてはエース左腕・小島和哉投手(3年)が5安打15奪三振の力投。九回に1点を失ったものの完投した。
五回まで打線が無安打に封じられる展開に、森士監督も「硬さというか、入りに苦しんだ。一発勝負の怖さが、夏は特にある」と初戦の難しさを強調。「慣れていくしかない。勝てたことで次につながる」と、大会を通じたチームの成長に期待した。
終盤まで援護がない中で、終始落ち着いた投球が光った小島は「調子は悪かったが、その中でいろいろ試しながら投げた。打てなくても、0点で抑えれば負けない」と、頼もしかった。