樹徳が初戦突破、ホジャティ1失点完投
「高校野球・群馬大会2回戦、樹徳3‐1高崎商」(13日、上毛新聞敷島)
今春関東大会4強の樹徳が初戦突破した。
エースの変則左腕・ホジャティ博和投手(3年)が6安打1失点で完投。打たせて取る投球で、2年前の代表校である強豪を封じ込めた。
球の出どころが見づらいフォームから、120キロ台の直球とスライダーを低めに集めると、夏前に習得したツーシームも有効。再三のピンチで4併殺を奪い「要所で決まっていた。冷静にいけた」と、してやったりの表情だった。
父はイラン出身で、同じルーツのダルビッシュが憧れという左腕。大事な初戦で見せた奪三振ゼロの好投に「三振はなくていい。打たせて取れた」と、胸を張った。
打線は二回に8番・周藤純捕手(3年)の左前適時打で先制。五回には5番・鈴木利至規外野手(3年)の左中間への適時三塁打で2点を追加した。