春日部共栄、敦賀気比、富山商初戦突破
「全国高校野球・1回戦3試合」(11日、甲子園)
◆第1試合 春日部共栄5‐1龍谷大平安
春日部共栄(埼玉)は、一回に長岡の中越え2点二塁打など打者一巡の猛攻で5点を先制した。
センバツ覇者の龍谷大平安(京都)は、なかなか好機を作れず、0‐5の七回に代打・西川の右犠飛で1点を返しただけ。
春夏連覇の夢が消えた龍谷大平安の原田監督は「初回がすべて。5点を取り返す力はうちのチームにありませんでした」といきなりの大量失点を悔いた。
◆第2試合 敦賀気比16‐0坂出商
敦賀気比(福井)が21安打、16得点の猛攻で坂出商(香川)を圧倒した。
敦賀気比は初回に峯健の大会第1号となる2ランなどで4点を先制。5回にも篠原が右越えに2ランを放つなど、各打者が鋭いスイングで毎回安打を記録し、16点を奪った。
坂出商のエース左腕・金丸は8失点(自責7)で5回降板。「自分に実力がなかった。悔しい」と唇をかんだ。
◆第3試合 富山商2‐0日大鶴ケ丘
富山商(富山)のプロ注目左腕・森田が、6安打8奪三振で日大鶴ケ丘(西東京)を完封した。
富山商は五回に岩瀬の適時打で先制し、六回には加藤の右前適時打で加点した。
日大鶴ケ丘は何度か好機を作ったものの、好投していたエース秋山を援護することができなかった。