「雨中対決」は内海の粘り勝ち

力投する巨人・内海哲也=マツダスタジアム(撮影・北村雅宏)
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 「広島2‐7巨人」(15日、マツダ)

 巨人・内海が広島・前田との「雨中の対決」に投げ勝ち、8回1失点で今季3勝目を挙げた。

 被安打12本とスッキリはしない内容だ。しかし、敵のエースを相手に退くことのない投球を見せた。「本来のピッチングというか、粘り強く投げました」。141球は今季最多の球数。苦闘の跡が、そこにあった。

 五回表の試合中断中は「体を冷やさないようにブルペンで投げていた」という。好調の波に乗れない今季だが「『確かに自分がいた』という足跡を残したい。チームの勝利になんとか貢献したいですね」と、今後の巻き返しを誓った。

 これで巨人は後半戦初の3連勝。原監督は「(内海は)意義のある8イニングでした」と、その粘投を賞賛。チームの加速に目を細めた。

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