まさに死闘…延長三十一回から再開
「全国高校軟式野球選手権大会・準決勝 中京‐崇徳」(30日、明石トーカロ球場)
2日間にわたって延長三十回を戦っても0‐0で決着せず、サスペンデッドゲーム(一時停止試合)となった中京(東海・岐阜)と崇徳(西中国・広島)の準決勝が三十一回から再開された。
試合再開のマウンドには、ともに延長三十回を投げ抜いた中京・松井大河投手、崇徳・石岡樹輝弥投手が3日連続で上がった。
三十一回は両校とも無得点。三十二回はともに走者を出したが無得点。三十三回も試合は動かず、三十四回裏、崇徳は無死三塁の好機を逃した。その後も両投手は走者を出しながらも要所を締め、ともにバックが再三の好守をみせた。
三十八回表には中京が2死二、三塁と攻め立てたが、あと一本が出ず。試合は現在、四十三回に突入。中京・松井、崇徳・石岡両投手の投球数はともに3日間合計で550球を越えてきた。
同大会は日程の消化を優先し、準決勝までは延長十五回で引き分け再試合ではなく、サスペンデッドゲームを採用する。両校は28日に延長十五回で0‐0と譲らず、延長十六回から再開された29日も互いに得点できなかった。これまでの大会最長は1981年、83年の延長二十五回だった。