四十五回両軍無得点…決着あす持ち越し

45回を0に抑えきった崇徳・石岡(左から2人目)=明石トーカロ球場(撮影・石湯恒介)
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 「全国高校軟式野球・準決勝、中京0‐0崇徳」(30日、明石トーカロ)

 2日間にわたって延長三十回を戦っても0‐0で決着せず、サスペンデッドゲーム(一時停止試合)となった中京(東海・岐阜)と崇徳(西中国・広島)の準決勝が三十一回から再開されたが、四十五回でも決着がつかなかった。3日連続のサスペンデッドゲームとなった。

 31日は最大9イニングを行い、決着がつかない場合は抽選で決勝進出校を決定。同日中に三浦学苑(南関東・神奈川)との決勝戦が行われる。

 試合再開のマウンドには、ともに延長三十回を投げ抜いた中京・松井大河投手、崇徳・石岡樹輝弥投手が3日連続で上がった。

 三十一回は両校とも無得点。三十二回はともに走者を出したが無得点。三十三回も試合は動かず、三十四回裏、崇徳は無死三塁の好機を逃した。その後も両投手は走者を出しながらも要所を締め、ともにバックが再三の好守をみせた。

 三十八回表には中京が2死二、三塁と攻め立てたが、あと一本が出ず。崇徳・石岡両投手の投球数はともに3日間合計で550球を越えたが、四十回以降も気迫に満ちた投球で、得点を与えない。四十五回裏の崇徳の攻撃も無得点に終わり、最後まで0‐0の均衡が破られることはなかった。

 同大会は日程の消化を優先し、準決勝までは延長十五回で引き分け再試合ではなく、サスペンデッドゲームを採用する。両校は28日に延長十五回で0‐0と譲らず、延長十六回から再開された29日も互いに得点できなかった。これまでの大会最長は1981年、83年の延長二十五回だった。

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