伊東監督がハム稲葉の引退惜しむ
ロッテ・伊東勤監督(52)は2日、今季限りでの現役引退を表明した日本ハム・稲葉について、「まだまだやれそうな感じはあったが、常に全力プレーで、我々にとっても好感の持てる選手だった」と惜しんだ。
前カードの日本ハム戦(東京ドーム)で、試合前に顔を合わせた際に、稲葉本人から引退の報告を受けていたという。「『2日に発表します』ということだった。彼とは試合で顔を合わせるたびに、いろんな話をした。『寂しくなるな』って話したんだけどね。いずれユニホームを着る人材。今年、試合にはあまり出る機会が多くはなかったけど、『指導者になったときのことを考えながら、野球の勉強をしておいた方がいい』というような話はしていた。いい指導者になると思う」と明かした。
世界一となった09年WBCで、日本代表の総合コーチと選手という間柄だった伊東監督と稲葉。同監督は、「(メンバー)選考のとき、リーダー格の稲葉を絶対に入れてくれと言った。いい人間だし、チームに絶対に必要だった。イチローも、稲葉に対しては敬意を表していたしね。よくチームをまとめてくれた」と、懐かしそうに振り返っていた。