日ハム大谷、96年ぶり10勝&10号
「オリックス‐日本ハム」(7日、京セラ)
日本ハム・大谷がプロ初の2桁本塁打となる10号ソロを放ち、日本球界初の“シーズン10勝&10本塁打”を達成した。米大リーグではベーブ・ルースがレッドソックス在籍時の1918年に13勝と11本塁打を記録しており、96年ぶりの世界的偉業となった。
この日の大谷は「5番・DH」でスタメン出場。5点ビハインドで迎えた四回。先頭の3番・陽岱鋼のソロで1点返し、続く中田が三振に倒れて迎えた大谷の第2打席だった。2ボール1ストライクからの4球目、オリックス先発の吉田一が投じた真ん中高めの141キロ直球をバックスクリーンへたたき込んだ。
「打った瞬間は弾道が低かったので、入るかどうか分かりませんでしたね。思ったよりも伸びてくれました。岱さん(陽岱鋼)の一発もありましたし、続けて良かったと思います」と振り返った。
ただ、個人記録ではルース以来の快挙達成にも試合は劣勢ということもあり「チームが負けては意味がないので、逆転できるように次の打席も頑張っていきます」と笑顔はなかった。