「巨人３‐６ＤｅＮＡ」（３日、東京ド）

　ＤｅＮＡが逆転勝ちし、今季の対巨人通算成績を１３勝１０敗として勝ち越しを決めた。

　三回に坂本の犠飛で先制され、五回にもアンダーソンの１５号ソロ、ロペスの適時二塁打で追加点を許したが、六回に一気に逆転。４‐３と試合をひっくり返した。

　下園の左前適時打でまず１点。続く筒香がバックスクリーンに飛び込む２１号逆転３ランで、この回一挙４点を奪い、先発・内海を６回４失点で降板させた。

　ＤｅＮＡは九回にも梶谷のスタンド上段に飛び込む１６号２ランで加点し、巨人を突き放した。

　鮮やかな逆転勝ちに、中畑監督も試合後は満面の笑み。「筒香は（打率）３割がかかっていたから『出るか出ないか』いう話をし、本人が『出ます』と。それが３ランにつながった。カッコ良かったねー」と褒め上げた。

　指揮官は続けて「梶谷、三上もいい仕事をしたよ。うちにとっては最高の試合だな」としみじみ話すと、対巨人勝ち越しを知らされ「えっ、勝ち越し！」と、両手を高々と挙げた。