松山東が決勝進出 63年ぶり四国大会へ
「高校野球・秋季愛媛大会準決勝、松山東3‐2新田」(4日、坊っちゃん)
今夏準優勝の松山東が新田との接戦を制し、2季連続決勝進出と63年ぶり4度目の四国大会出場を決めた。
2‐2の八回、1死二塁で主将の4番・米田圭佑捕手(2年)が放った右中間へのライナーを新田の中堅手が落球。二塁走者が勝ち越しのホームを踏んだ。投げてはエース右腕・亀岡優樹投手(2年)が6安打2失点と好投した。
松山東はノーベル賞作家・大江健三郎氏らを輩出した県内屈指の伝統校。野球部は旧制松山中時代から甲子園出場経験がある古豪で、松山商と統合していた1950年夏には全国制覇を果たしている。その後は長く低迷が続いていたが、今夏の愛媛大会で決勝に進出。小松に敗れ64年ぶりの甲子園出場は逃したものの、エース亀岡らが残った新チームは今大会、粘り強い戦いで決勝進出を果たした。
松山東は63年ぶりの県大会優勝を目指し、5日の決勝で今治西と対戦する。