「楽天０‐６オリックス」（４日、コボスタ）

　オリックスが、打率・３３１でパ・リーグトップを走る糸井のタイトル確保のため、四球作戦に出た。

　前日まで５厘差の２位で追う楽天・銀次がこの日、１番に入ったが、オリックス・バッテリーは５度の打席全てで敬遠気味の四球を与え、この日欠場の糸井との差を守った。

　楽天は５日の日本ハム戦（札幌ド）と６日のオリックス戦（コボスタ）の残り２試合。星野監督は、銀次が受けた５四球について、「相手チームの作戦だから仕方がない。明日は大谷（が先発）だから、同郷のよしみで３本ぐらい打たせてくれるんじゃないか」と、銀次と同じ岩手県出身の大谷との真っ向勝負に期待した。

　また、オリックスの先発・松葉はこの日、６回３安打で８勝目を挙げたが、銀次への３四球を含む８四球の内容。ヒーローインタビューでは「四球が多かったけど、なんとかリズムをつかみながら投げました。フォアボールを出すと自分が苦しくなるので、クライマックスシリーズへ向け、これからの課題にしたい」と話した。