秋山監督 大隣を絶賛 インタに呼んだ

ソフトバンク・秋山幸二監督(左)の指名でお立ち台に立つソフトバンク・大隣憲司=ヤフオク(撮影・保田叔久)
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 「パCSファイナルS第6戦、ソフトバンク4-1日本ハム」(20日、ヤフオク)

 ソフトバンク・秋山監督が試合後、中4日で先発7回を6安打無失点と好投した大隣を大絶賛した。

 場内インタビューのまっただ中だった。インタビュアーから、大隣の見事な投球について聞かれた秋山監督が「はい」と認めた後、「呼びましょか、大隣を。中4日で『いけるところまでいってくれ』と送り出したが、『まだ投げます、まだ投げます』と…。ホント、頭が下がる。呼びましょか」と繰り返した。

 指揮官の言葉に、その大隣がダッシュで登場。大きな拍手で迎えられると「監督を日本一にしたかった。僕自身もですし。本当に良かった」と、笑顔で話した。

 国指定の難病、黄色靱帯(じんたい)骨化症を乗り越え、7月に復帰して以降、中6日未満の間隔で投げたことはなかったが、「大丈夫。問題ない」と上がった最終戦のマウンドで魂の好投。今季で勇退する秋山監督はこの日、7回を投げて降板した左腕エースをベンチで肩をたたいてねぎらっていた。強い絆が、グラウンドでも垣間見えた。

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