「プロ野球ドラフト会議」（２３日、グランドプリンス新高輪）

　７人の指名を終えて、ＤｅＮＡ・中畑監督は「ほぼパーフェクトに近い」と喜んだ。

　４球団の競合となった有原（早大）は外したが、外れ１位で阪神と競合の末に山崎（亜大）を引き当て、右腕を突き上げてガッツポーズ。２位に左腕・石田（法大）、３位に遊撃を守れる倉本（日本新薬）を指名。「先発投手を右、左一枚とれたし、内野も失策数を考えたら、一番の重要ポイント」と総括した。

　会場入り前には、仁美夫人の眠る墓所へお参りした。水色のネクタイを新調。濃紺のスーツの下に、「締まってみえる」というお気に入りの黒の勝負パンツをはいて臨んだ。

　「一発でつかませないところがうちのお母ちゃんらしい。『目立ち過ぎよ』って言っているのかな。終わってみれば競合で、２回目で当たったけど『交渉権確定』を引いたんだからうれしいよ」と笑顔だった。