日本S第3戦 タカ快勝で関西20%割れ
テレビ朝日系で28日に中継されたプロ野球・日本シリーズ第3戦、ソフトバンク-阪神(ヤフオクドーム)の視聴率が29日、ビデオリサーチの調べで分かった。
試合はソフトバンクが5-1で快勝したこともあり、北部九州地区(KBC九州朝日)は平均24・3%と3戦連続で20%超をマーク。瞬間最高は午後9時10分の33・2%で、六回裏にソフトバンクが李大浩の2点適時打で5-0とリードを広げた直後だった。
一方で阪神の地元・関西地区(ABC)は平均17・3%と3戦目にして初の20%台割れを記録。瞬間最高は午後9時の22・8%と、こちらも30%台に届かなかった。
関東地区(テレビ朝日)は平均8・3%、瞬間最高でも11・3%にとどまった。今年の日本シリーズは在京球団が出場していない影響もあり、テレビ朝日系が中継した第1戦が11・8%、TBS系が放送した第2戦も10・2%と低調が続いている。
テレビ朝日の吉田慎一社長は28日の定例会見で、関東地区での低い視聴率を心配。「阪神だったので、もっと行くかなというのはありました」と厳しい現実を嘆き、同局系列が中継する第3戦に関して「1、2戦を超える数字を期待しています」と好転を願っていたが、さらに数字を落とす結果となってしまった。