専大が先勝で東都1部復帰王手
「東都大学野球・1部2部入れ替え戦、専大4-2青学大」(8日、神宮)
専大が逆転勝ちで先勝。4季ぶりの1部復帰に王手をかけた。
2点を追う六回に1番・重野雄一郎外野手(3年・専大松戸)の左越えソロで反撃ののろしをあげると、七回には9番・三浦拓馬内野手(3年・札幌第一)の中前適時打で同点。そして、八回2死一塁から、5番・渡辺和哉内野手(3年・文星芸大付)が決勝の右越え2ランを放った。
先発した右腕・角田皆斗(4年・栃木工)は、140キロ台の直球とフォークやスライダーのコンビネーションがさえ11奪三振。6安打2失点で完投した。
斎藤正直監督は「小技がないチーム。打つしかない中で、よくボールを絞ってくれた」と一発攻勢での白星にニンマリ。もっとも、すぐに「2部は四分六分で不利なので、これで五分五分。喜ぶのはもう1勝してからでいい」と、2回戦へ気持ちを切り替えた。殊勲弾の渡辺も「明日も欲を出さずにしっかりいきたい」と浮かれた様子はなかった。