「明治神宮大会・大学の部１回戦、中部学院大４－２九産大」（１４日、神宮）

　中部学院大が延長十回タイブレークを制して競り勝った。

　１点を追う七回に代打・吉冨の左前適時打で同点とし、延長戦へ。延長十回１死満塁からのタイブレークでは、広島にドラフト１位指名された３番・野間が押し出し四球を選ぶと、さらに犠飛と５番・武田の中前適時打で３点を挙げた。その裏の守りは、１失点に抑えて逃げ切った。

　大学選手権も含めて全国では３大会連続のタイブレーク決着に、原克隆監督は「もうちょっと楽に勝ちたいが、全国の強豪が集まっているのでそうはいかないですね」と苦笑い。３安打に決勝押し出しの野間については「３大会ともタイブレークは野間から。もう決まっています」と、全幅の信頼を強調した。

　九産大は、中日にドラフト２位指名された左腕・浜田が七回途中１失点と好投。しかし、最後は救援陣が力尽きた。