元日のニューイヤー駅伝に出場するＤｅＮＡランニングクラブが２４日、東京・渋谷区のＤｅＮＡ本社で壮行会を行い、同クラブ応援団長のＤｅＮＡの中畑清監督（６０）が激励に駆けつけた。同クラブの瀬古利彦総監督（５８）とは旧知の仲とあって、爆笑壮行会となった。

　ＤｅＮＡの社員が集まり、壇上には選手、スタッフが並ぶ。そこへＤｅＮＡの法被を着た中畑応援団長がマイクを手に登場。「松岡修造ではありません」という威勢のいい第一声で笑いを誘い、「また法被を着させられました。ハッピーバースデー」のオヤジギャグですぐさま場を凍らせた。そして、激励するはずが瀬古総監督と漫才モードに突入だ。

　中畑「オレ、応援団長をやって何年だ？」

　瀬古「２年ですよ。チームができて２年目ですから」

　中畑「１区はだれが走るんだ？発表しよう。その方が盛り上がるし、記事になるぞ」

　瀬古「野球だって先発投手は言わないでしょう」

　中畑「今は予告先発があるんだ」

　昨季の同大会ではＤｅＮＡは１７位に終わった。野球の方も目標のＣＳ進出を逃して５位。中畑応援団長は「１月１日に頑張ってくれれば野球も頑張れる。１年を考えれば、ニューイヤー駅伝はわれわれの“第１区”。会社を盛り上げる雰囲気をみんなで作ろう」とエール。瀬古総監督は「正月初っぱなから運を運ぶ役割を果たしたい」と誓っていた。