オリ 監督、選手らが神戸で黙とう
オリックスは阪神・淡路大震災から20年を迎える17日正午、ほっともっと神戸で森脇浩司監督をはじめとする首脳陣とドラフト指名選手9人、青濤館や神戸第2で自主トレを行っていた選手らがグラウンドに整列し、震災の犠牲者に向け黙とうを捧げた。
オリックスは地震発生の95年当時は神戸に本拠地を置いていた。「がんばろうKOBE」を合言葉に仰木彬監督(故人)の下、イチローを中心としたチームで快進撃を続け球団初となる優勝を勝ち取り、被災地に明るい話題を届けた。
現在の首脳陣には福良淳一ヘッドコーチ、星野伸之投手コーチ、小川博文打撃コーチ、大島公一2軍打撃コーチ、平井正史2軍投手コーチら当時の主力が在籍している。
福良ヘッドコーチは「何年たっても忘れてはいけない日だと思う。区切りの年ですから勝ちにこだわってあの感動をまた、みんなで喜べたらいいと思います」と話した。
震災で自宅が半壊した星野投手コーチは「95年は特別な一年だった。自主トレ途中だったし、キャンプも万全じゃなかった。どうなるんだろうという不安の中でスタートした。それでも球場はこんなにたくさんのお客さんが入ってくれるのかと驚くほど来てくれた。あの年と同じように思いが一つになって今季の終わりにみんなで喜べたらいい」と話した。
また、オリックスは4月18、19日に行われる西武戦を「震災20年~がんばろう神戸をもう一度~(あの時を忘れない)」と題して開催予定。95年当時のユニホームを身にまといプレーすることになっている。