侍J 落球の雄平、挽回V打

8回、勝ち越し適時打を放った雄平は塁上で雄たけびを上げる(撮影・園田高夫)
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 「侍ジャパン強化試合、日本4-3欧州」(10日、東京ド)

 侍ジャパンが鮮やかな逆転勝ちで、2015年初戦を飾った。

 3点を追う日本は四回2死走者なしから雄平(ヤクルト)、山田(ヤクルト)の連続二塁打で1点を返し、1-3で迎えた八回には無死一、二塁から筒香(DeNA)の左翼戦適時二塁打で1点差に迫り、続く松田の適時右前打で同点に。なお無死一、三塁から雄平の適時中前打で、4-3と逆転した。

 初代表の雄平にとっては、ミスを取り返す2安打だった。三回2死一、三塁から中堅に飛んだ打球に背走し、グラブに当てて落球。記録は中越え適時二塁打だったが、責任を感じていた。

 直後の四回の打席で二塁打。「あそこで捕らないとチームに申し訳ない。全力でプレーするしかないと切り替えて、絶対打ってやろうと打席に立った」と振り返った。

 逆転打の八回は「状況を把握して、内野ゴロでも外野フライでも1点(が入る)と集中して打席に入った」と冷静だった。

 神奈川県川崎市出身だが、仙台の東北高出身。11日で東日本大震災から4年となるが「野球でしか元気を与えられないですが、全力プレーを見て何とか少しでも元気になってくれればいいなと思います」と力を込めた。

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