「ヤクルト９－８ＤｅＮＡ」（１９日、神宮）

　ヤクルトが今季両リーグ最長となる５時間２０分の延長戦を敵失によるサヨナラ勝ちで制し、今季初の４連勝を決めた。

　８－８で迎えた延長十二回、武内が左翼への二塁打で出塁。西田の犠打で１死三塁とし、２死後、上田の三ゴロを三塁・飛雄馬がはじき、一塁へ送球したが間に合わなかった。記録は失策で、その間に三走・武内がサヨナラのホームを踏んだ。

　ＤｅＮＡは三回、筒香の中前適時打などで３点。七回には荒波の１号ソロ、筒香４号３ランなどで５点を奪ったが、八回以降は無得点だった。

　ヤクルトは五回、川端の１号３ランなどで４点。５－８の八回には、武内、上田の適時打で追いつき、延長戦へと持ち込んだ。

　満面の笑みでヒーローインタビューを受けた上田は「スタンドから“早く終われ”という雰囲気が出ていたので必死に走りました。ヒットじゃないんですけど、勝ったのですごくうれしかったです」と振り返った。最後までスタンドで観戦していたファンに対しては「電車に遅れないように帰ってください」と呼びかけていた。