菅野マエケンとエース対決で雪辱

力投する菅野(撮影・吉澤敬太)
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 「巨人1-0広島」(22日、宇都宮)

 巨人の菅野が3勝目(2敗)を挙げ、広島の前田が負け投手(1勝2敗)となった。セ・リーグを代表するエース対決は、前回とは対照的な結果となった。

 菅野は8回を無失点と好投した。1点リードの八回、アンダーソンのエラーで招いた無死三塁のピンチで田中を空振りの三振に。天谷への四球を挟み、小窪からも空振り三振を奪った。なおも一、三塁の場面で、安部の打球はヒット性の当たり。これをショートの坂本が横っ飛びでキャッチし、この試合、最大のピンチをしのいだ。

 今月9日の広島戦でも前田と投げ合った。8回を1失点に抑えながら、初回に与えた1点が決勝点となり負け投手に。広島と前田に雪辱を果たし、「前回、広島で悔しい負け方をしたので、勝ってやろうという気持ちで投げました」と笑顔で語った。

 前田は初回の1失点に泣いた。7回1失点とするも援護はなし。前回先発した今月15日のヤクルト戦も8回を1失点で完投しながら初回の1失点が響き負け投手になった。その前の登板が菅野と投げ合った巨人戦(7回無失点)で、打線の援護に恵まれていない。

 初回2死二塁で許した坂本の左前適時打は、三遊間の打球を追った安部がグラブに当てながら捕球できなかった。エースの2勝目が遠い。

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