プロ注目の大商大・岡田が2戦連続完封
「関西六大学野球、大商大4-0神院大」(25日、ほっと)
大商大のエース・岡田明丈投手(4年・大商大高)が神院大打線を完封。2試合連続の完封勝利をマークし、今春リーグ戦の無失点記録を24回0/3へ伸ばした。
初回に味方の2失策が絡んで無死満塁のピンチを招いたが、涼しい顔は崩れなかった。「いつもミスをカバーしようと思って投げているので」と後続をピシャリ。二回以降は最速147キロの直球を軸に多彩な変化球を織り交ぜて、二塁すら踏ませなかった。
試合を重ねるごとに安定感を増してきている右腕。この日はプロ4球団のスカウトがネット裏で投球を見守り、DeNAの吉田スカウト部長は「リリースの時に、最後までしっかりボールを押し込めているからいいボールが行く。見るのは2回目だけど、楽しみな投手。いい体をしているし、使い減りしなさそう」と高評価する。
本人は連続イニング無失点が続いていることに「勝つことが一番大事。ゼロはあくまでも結果で、1イニング、1イニング、集中して投げるように意識している」と語った。マウンドで確かな風格を漂わせる岡田は、ドラフト上位候補に躍り出る可能性を秘めている。