長嶋氏と王氏「ライバル意識なかった」

 プロ野球の巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄氏(79)とソフトバンク球団会長の王貞治氏(74)が29日、NHKテレビの特別番組「長嶋茂雄×王貞治~“ON”として生きる」に出演し、現役時代の2人の間にライバル意識がなかったことを明かした。

 楽天球団のシニアアドバイザーでスポーツコメンテーターの星野仙一氏(68)が司会を務めるという、昭和の日にちなんだ豪華キャストによる番組は、王、長嶋両氏にとって初の“ONアベック本塁打”となった1959(昭和34)年6月25日の天覧試合(巨人-阪神戦)などの貴重なVTRを交えた「永久保存版」と銘打たれて放映された。

 番組内ではナレーターが、現役時代は長嶋、王両氏が2人で酒を酌み交わしたことはなかったなどと紹介したが、インタビューで星野氏が「(現役時代の)あの頃、お二人にライバル意識はありましたか?」と尋ねると、長嶋氏は「(王氏は)ライバル意識を持つタイプじゃないので、全然なかった」と答え、王氏も「長嶋さんは特別な存在。他のチームから見ても、すごくうらやましい存在。数字(成績)というより存在感があった」と、「ミスター・ジャイアンツ」「ミスター・プロ野球」と呼ばれた、長嶋氏の印象を振り返った。

 長嶋氏はまた、王氏と自身を比較して「タイプが全然違う。だから気持ちがいいんだよね。味わいが違う」とミスター節で表現。隣の王氏へ「いさかいはないね、ことONに関しては」と話し掛け、王氏も大きくうなずいていた。

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