初出場の皇学館大が初勝利、浜岡が完封
「全日本大学野球選手権・1回戦、皇学館大1-0福井工大」(9日・神宮)
東海地区大学野球連盟代表の皇学館大が、大会初出場で初勝利を挙げた。
両チーム無得点の五回に1番・杉山由起内野手(3年・駒大苫小牧)の左前適時打で先制。この1点を、エース右腕・浜岡健士投手(4年・三重)が4安打完封の快投で守り抜いた。
部に専用のグラウンドはなく長年、学校敷地内のテニスコート跡地などが主な練習場所だった。昨年3月からは、新装された伊勢市営の倉田山公園野球場を借りて練習できるようになったが、それも平日夕方の2、3時間のみ。限られた環境の中で地道に力を付けてきた。
浜岡は高校時代は公式戦でベンチ入り経験はなし。初の全国舞台で、記念すべき勝利の立役者となり「僕の1勝より、チームが初めて出て1勝できた。素直にうれしい」と、笑顔がはじけた。